30代からの一人旅のすゝめ①

旅行に行くには身一つで…なんて言葉もあるくらいだが、正直な話先立つものがないと旅へ出られない。

どうして自分が旅行好きになったのかは追々述べるとして、30代になった今何故一人旅を始めたのか自己分析しようと思う。

 

旅行をぶらぶらと始めたのは、大学に入ってから。

アルバイトによって自分で自由にできるお金ができたというのが大きかった。

それに、文系大学生は暇を作ろうと思えば自分でいくらでも時間が作れる。

30代になるまでは誰かと一緒にどこかへ出かけていたのだが、段々と誘う人間がいなくなってきたのだ。

それも当然で、それぞれ仕事や家庭で忙しいところ、呑気に旅行に行っている暇などないのだろう。

それぞれに優先順位というものがある。私自身夫との生活は大事だが、自分の好奇心や知識欲を満たすことは止めたくなかったのだと思う。

 

私は趣味が旅行であり、ストレス発散が旅行であったため、悶々としていた時期が続いた。友達との価値観の違いに苦しい時期であったと思う。そんなの20代の時にでも気づいておけばよかったのだが、周りに私に付き合ってくれる良い友達が多かったということであろう。

そんな矢先、職場の方針でまとめて有給休暇を取らねばならなくなった。一週間も急に休むことになったのである。

これはチャンスと思い、夫に相談の上、海外はダメとのことだったので行き慣れている長崎に行こうと思い立ったのであった。

何故長崎にしたかというと、当時から現在まで旅行の原動力になっている某ゲームと知識欲によるものなのだが。

衝動的な旅行程面白いものはない。最近特にそう感じるのである。